ども。村上ユタカ@おやつマルシェ です。
久しぶりに、ものごと考察記事を書いてみようかなと。
いいタイミングだし。
ネタはクリスマスだから。
考察テーマは、これにする。
「手に入れたいものを、手に入れる方法」
僕が12歳のころ、サンタさんに一番欲しかったものはこれだった。
ファミリーコンピューター。ファミコン。
まわりの友だちはほとんど持っていた
(と、当時思い込んでいたが、実際にはわからない)
僕もたいへんに欲しかったが、両親はそれを許さなかった。
面白いことに、おじいちゃんとおばあちゃんがボケ防止のためにファミコンとカセット「ピンボール」と「ゴルフ」をいち早く購入していたので、その家に行くことが楽しみで楽しみで仕方なかったわけだけど、
それは結局のところ、
僕のファミリーコンピューター飢餓感情を、さらにいや増す働きも果たすことになった。
サンタさんにお願いしたが、その魔法も限界にきていた。
なにせお店にも売っていない。ずっと品切れ。
いま思えば当然だろう。
当時のサンタたちはみなそれを買い、
聖夜の明けた朝、子どもがその箱を抱きかかえて狂喜乱舞するさまを微笑ましく眺めたいと思っていたのだから。
そう。クリスマスプレゼントの目的は、これなんよね。
これを見たいだけなんだ。
相手が、これくらい喜んでくれたら最高だけど、まぁ相手が大人になるとここまではなかなか反応できないなw
それはともかく。
翌年3月に13歳になったが、
もちろん誕生日にもファミコンを買ってもらえず、途方に暮れていた。
友だちは最新のファミコンのソフトで遊ぶ話をするたび、
僕はおじいちゃんの家でやる、「ピンボール」と「ゴルフ」の話になんとか持っていこうとやっきになった。
思えばこれくらいの年齢の子どもにとって、両親は神みたいなもの。
自分には力不足でできないことを、簡単にやってのける。
親の気持ちひとつ変われば、子どもの世界は簡単に変わる。
そして、僕はこのときほど、あるものを
どうしてもどうしてもどうしても!欲しい!
と思ったことは、なかったのではないか・・・。
だけど、ファミコンは買ってもらえない。
そして金額的にも自分では買えない。(ちなみに定価14800円)
きっと買えたとしても親が許さない。
余談だけど、当時の親たちは、子どもがファミコンにのめり込み、ほおっておけばバカみたいに何時間も何時間もテレビの前を占拠し続け、勉強を完全におろそかにし、目を悪くさせて牛乳ビンの底のようなメガネをかけさせてしまうような諸悪の根源である、というような考え方をしていたと思う。
けれど、いまの僕の世代にとってファミコンで遊んだ経験は、古き良き時代の良い思い出でしかないだろう。
これは今の時代に当てはめるとどういうことになるだろう?スマホと子どもの関係とか?
閑話休題。
ファミコンは手に入れられない。
だが、カセットなら、買える。
流石に親もカセットもだめだとは言えない。
そこで僕はこのカセットを買った。
当時のカセットの中では高級な部類だったはず。
僕は机の前にこのピカピカの箱を置いて毎日ながめていた。
穴があくほど説明書をめくり、熟読し、どのように動くかもわからないキャラクターとボールを勝手に脳内で動かし、手にしたエアコントローラーで、何本もゴールを決めていた。
差しもしないカセットの端子についたほこりを、フーフー吹いて綺麗にした。
それからほどなくしたある日。
半日の土曜日で、お昼くらいに家に帰ってきた僕が、
リビングで見つけたのはまさに。
夢にまで見た、
あのファミリーコンピューターだった。
最新式。
A,Bボタンが丸くてプラスティックのやつ。
まさに神が与え給うた、欲しいと願い続けたもの!
親の気持ちになったらわかるけど、
そりゃ自分の息子が毎日、遊べもしないカセットをニヤニヤしながら眺めたり大切に磨いたり、エアコントローラー握って操作したりしてるのを見たら、
そりゃ、誕生日とかなんの理由も必要なく、いや、むしろそんな理由なんてないときに突然買ってあげたくなるよなぁ。
さて、テーマに戻ると、
「手に入れたいものを、手に入れる方法」
を僕なりに考えてみると、この2つじゃないかと思われる。
1.ものすごく半端ないレベルで欲しいと思うこと
2.そのモノ(物ではなく例えば旅行とか形のないものでも良)のカケラを先に手に入れる。そのカケラは欲しい本体と関係が深ければ深いほどよい。(車や旅行であればカタログ。ミニカーとかでも良い。)そしてそれを愛する。
神様は、
ここまで欲しいんなら、あげちゃおうかな。
って思ってくれると思うんだよな。
きっとw
読んでいただいてありがとうございました。
これは、僕からあなたへのクリスマスプレゼントwになれば良いなと思っております。
さて、店の話。
店の中のいろいろは、
Zakka Owlの店長であるfumiさんはインスタグラムで紹介しています。
まだ、フォロされてない方はどうぞ。
ここでもちょっと掲載しておきますね。
クリスマスカード展
シュライヒのフィギュア、めっちゃ入ってきてるよ。
クリスマスといえばリースやねー。これがあるだけで、クリスマスオーラが半端なく出る。
作家さんのハンドメイド作品も多数あります。
クリスマスっぽいお菓子も
とうぜん、シュトーレンも。どっしり重いよ。
作家さんのかわいいペンダント
ウチでもめっちゃ使ってるマクラメキーホルダ。
相手が欲しいと思っている本体をあげられなくても、
そのカケラでも喜んでくれると思うんだ。そして、そのカケラが本体を引き寄せる。
なら、あなたは何を、相手に贈るかな?
良いクリスマスを!
村上ユタカ